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地域密着型経営のススメ -人口減少対策は進めていますか?- 3

地域密着型経営のススメ
-人口減少対策は進めていますか?-

第3回目
縦や横のつながりの重要性増す SNSの積極活用で人間関係構築が容易に

 早速ですが質問です。「SNS(ソーシャルネットワークサービス)を活用していますか?」、この質問をすると募集文書の申請等、保険会社がうるさいのでは?と思われがちですが、原則として記載しないようにとされているのは商品や付帯サービスの説明でして、SNSの完全禁止ではありません。まさに保険のセールスパーソン向きのツールと私は考えるのですが、以下のSNSの意味をご覧いただくと共感される方も多いかと思います。

 『SNSとは、人と人とのつながりを促進・支援するコミュニティ型のWebサイト及びネットサービス。友人・知人間のコミュニケーションを円滑にする手段や場を提供したり、趣味や嗜好、居住地域、出身校、あるいは「友人の友人」といったつながりを通じて、新たな人間関係を構築する場を提供する会員制のサービスで、Webサイトや専用のスマートフォンアプリなどで閲覧・利用することができます』※参照:IT用語辞典 e-Words

 私の場合、数あるSNSの中でビジネス用途は主にFacebookを活用しているのですが、一期一会を大切に、出会った方や名刺交換をさせていただいた方とつながるようにしています。このサービスが流行る以前は、いただいた名刺のアドレス宛に翌日ご挨拶メールをお送りさせていただいていましたが、結局そのやり取りをしたきり交流が無くなることもありました。ですが今はFacebookで友達としてつながり、普段どんなことをしているのか、どんなことが好きなのか、どんな交友関係なのかなど、「人」について知り合うことができますので、例え一度しかお会いしてなかったとしても、二度目に会った際でも非常に親近感を持って会話を楽しめます。例えば、「大学が香川だったのですね、美味しいうどん屋教えてください」、「先日行かれていた山口県の角島、私もまた行ってみたいです」、「よく行かれている鳴門のラーメン屋三八、美味しいですよね」など、自ずと会話が盛り上がりますので、人間関係構築も、その後の保険の相談もスムーズに進みます。そういった自分が行った場所や地域の情報をアップする程度で、募集行為はしていませんが、保険をお任せしたいとメッセージをいただくこともしばしばです。

 当然ながら出会ってすぐに保険商品を売り込んだりしませんよね。仕事では事前に接触する回数を増やし、人間的側面を見せてから交渉やセールスを行った方がスムーズに進みやすくなりますので、前回のコラム内容も有効な手段となります。実は今回の話、心理学で言う単純接触効果(ザイアンスの法則)であり、人は何かしらの対象物と繰り返し接することで、警戒心が薄れ、好意度が増していきます。誰でも無料で気軽に活用でき、心理学の要素を含んだ現代版の便利ツールとして、SNSのご紹介でした。

 最後に人口減少対策として、地域における縦や横のつながりが今後何よりも重要になると私は確信しており、保険代理店こそがそんな地域の核になるべきと思っています。SNS等で人間関係は構築しやすくなっているので、それを未来に活かす準備をしておきましょう。

第2933号(週刊)  新日本保険新聞[生保版]2016年7月25日

過去のコラムは以下のとおりです。
第1回目 住んでいる町が消えてしまう・・・変化に適応した行動が急務
第2回目 地元ケーブルテレビにレギュラー出演 地域想う同世代の同志との出逢い
第3回目 縦や横のつながりの重要性増す SNSの積極活用で人間関係構築が容易に
第4回目 自社自身の人脈を地域に活かす「あの会社でなければ」と言われるために
第5回目 お客様の顔と名前どこまで覚えています 相手を想う挨拶 些細な会話が原点
第6回目 将来が心配な世帯増加 生保商品の必要性さらに高まる
第7回目 代理店の持つ人脈活用に期待 これまで以上のネットワーク構築が必要
第8回目 顧客情報を自社システムで一元管理 対応履歴こそが最大の財産 細かなやり取りを
第9回目 顧客情報の蓄積、データ化が命運握る 他業種との提携強化で収入源が変化
第10回目 5月には改正個人情報保護法が全面施行 机の上に個人情報記載の書類が・・・
第11回目 志を持つ地域の若手経営者とコラボ企画 新生活がスタートする今が好機
第12回目 地域情報サイトを運営 地域の人や事業者と共に成長する仕組作り
第13回目 人が来たくなるコンテンツは何か?
第14回目 他業種との積極的交流を 地域の中小企業経営者を獲得する
第15回目 保険でお客様の金銭的問題を解決する お金の大切さについて周知しよう
第16回目 顧客数増やす地道な努力 21世紀は分かち合う時代 『対面』の価値をいかに提供するか
第17回目 電子データの活用で広がる顧客からの感謝の幅 情報は代理店にとりかけがえのない「財産」 くれぐれも宝の持ち腐れにせぬように
第18回目 新たな収益源の確保を 自治体との“連携”をキーワードに
第19回目 保険とゴルフの相関関係 よろず屋でありコンサルタント 環境悪化しても必ず活路はある
第20回目 人こそが最大の商材 保険営業マンは頼られる「職人」
第21回目 代理店における採用活動を考える 自由度の高い保険ビジネスの魅力
第22回目 この十数年で業界、社会環境激変 今の業務フローに常に疑問持ち続け
第23回目 AIに取って代わられるのか? 保険の素晴らしさを再認識 保険の仕事は商品よりも人 人と人とが信頼しつながることで成り立つ
第24回目 近隣のハザードマップを用意していますか 顧客、知友人にもぜひともご案内を
第25回目 ビジネスに繋がる人間関係の構築を推奨 地域の団体やコミュニティに所属することは地域貢献
第26回目 さまざまな2018年問題 加速する子どもの減少 地域貢献としてセミナー、催しを積極開催
第27回目 自主的にコンプライアンス順守を徹底することが自らを守る 保険会社から親離れする時に 自ら考え行動することが急務
第28回目 強いチームは皆、同じ方向に向けて進んでいる 組織として機能し続けることが不可欠 強い組織には『イズム』がある
第29回目 災害救助法について把握しておこう 緊急時の顧客への対応体制を構築する 各地で相次ぐ大規模天災 代理店としてどう対応すべきか
第30回目 相次ぐ天災、保険の大切さを痛感 こんな時こそ代理店が「ヒーロー」に

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