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地域密着型経営のススメ -人口減少対策は進めていますか?- 6

地域密着型経営のススメ
-人口減少対策は進めていますか?-

第6回目
将来が心配な世帯増加 生保商品の必要性さらに高まる

 今年度も早いもので半年が経ち、皆様の町は大きな変化はございませんか?私の住む徳島県鳴門市では人口が60,000人を割り、毎月100人近くの減少を続けています。

 さて、そんな地方が抱える人口減少問題について、8月末に内閣府が地域経済の動向をまとめた報告書「地域の経済2016 -人口減少問題の克服-」を公表し、人口減少と少子高齢化に焦点を当て、地域経済の課題を分析しています。かなりのページ数がありますが、関係しそうな部分だけでもご覧いただいた方が良いと思います。
※参考:地域の経済2016 http://www5.cao.go.jp/j-j/cr/cr16/cr16.html

 その中の要約部分には、『人口減少下においても、女性や高齢者の労働参加を促し、地域の生産力強化につなげていくためには、保育所定員の拡大などの働く環境整備が重要である点や、余力のある地方空港の活用など、地域の資源を活かし、地域一体となった観光戦略がインバウンド需要の獲得の鍵となる点等について示しています。また、需要密度の低下に合わせて、コンパクト化による生活圏の確保や公共交通ネットワークの再構築など、暮らし方や街づくりを見直すことや、各種行政サービスの提供体制の効率化により、住民負担を軽減する方策等について解き明かそうとしています』とあります。

 ここでの1文目に着目すると、今後は女性や高齢者が積極的な労働参加が求められますし、ご存知のとおり定年延長もその一環でしょう。また、待機児童問題を含む保育所定員の拡大については、1990年代初めから共働き世帯が専業主婦世帯を上回り、保育所を必要とする親が徐々に増え、現在では25歳から44歳の既婚女性の就業率は60%を越えており、出産を機に退職するよりも働く選択をする女性が増えていることが要因でもあります。

 さらに政府は9月30日に見直し議論を進めている配偶者控除の対象拡大を検討中と発表し、働く女性を後押しする動きが活発になってきています。ちなみに2017年、保育ニーズはピークに達すると厚生労働省が予測しています。
つまり、物凄くシンプルに考えますと、「将来が心配である世帯が増えている」ということになります。損保ももちろんですが、これは生保商品の役割と必要性は社会的に高まっており、保険のセールスパーソンにとっては逆に追い風と考えられます。ただし、消費者の幅広いニーズに応えるためには、これまで以上に商品力や選択の幅を広げることも、必要になってくるかと思われます。

 個人への生保販売は旦那様よりも主に財布を握る奥様を口説けとされています。共働きが増えていくと、夫婦共に生保に加入することも増えていくと考えられます。また、長期的にみると公的年金は将来が不透明であるため、自身で個人年金保険や積立タイプの保険をかけることが増えていくとも考えられます。奥様方をターゲットとする交流会やセミナー等を実施し、地域におけるそういった世帯をしっかりとグリップしていくような展開をオススメします。

第2945号(週刊)  新日本保険新聞[生保版]2016年10月24日

過去のコラムは以下のとおりです。
第1回目 住んでいる町が消えてしまう・・・変化に適応した行動が急務
第2回目 地元ケーブルテレビにレギュラー出演 地域想う同世代の同志との出逢い
第3回目 縦や横のつながりの重要性増す SNSの積極活用で人間関係構築が容易に
第4回目 自社自身の人脈を地域に活かす「あの会社でなければ」と言われるために
第5回目 お客様の顔と名前どこまで覚えています 相手を想う挨拶 些細な会話が原点
第6回目 将来が心配な世帯増加 生保商品の必要性さらに高まる
第7回目 代理店の持つ人脈活用に期待 これまで以上のネットワーク構築が必要
第8回目 顧客情報を自社システムで一元管理 対応履歴こそが最大の財産 細かなやり取りを
第9回目 顧客情報の蓄積、データ化が命運握る 他業種との提携強化で収入源が変化
第10回目 5月には改正個人情報保護法が全面施行 机の上に個人情報記載の書類が・・・
第11回目 志を持つ地域の若手経営者とコラボ企画 新生活がスタートする今が好機
第12回目 地域情報サイトを運営 地域の人や事業者と共に成長する仕組作り
第13回目 人が来たくなるコンテンツは何か?
第14回目 他業種との積極的交流を 地域の中小企業経営者を獲得する
第15回目 保険でお客様の金銭的問題を解決する お金の大切さについて周知しよう
第16回目 顧客数増やす地道な努力 21世紀は分かち合う時代 『対面』の価値をいかに提供するか
第17回目 電子データの活用で広がる顧客からの感謝の幅 情報は代理店にとりかけがえのない「財産」 くれぐれも宝の持ち腐れにせぬように
第18回目 新たな収益源の確保を 自治体との“連携”をキーワードに
第19回目 保険とゴルフの相関関係 よろず屋でありコンサルタント 環境悪化しても必ず活路はある
第20回目 人こそが最大の商材 保険営業マンは頼られる「職人」
第21回目 代理店における採用活動を考える 自由度の高い保険ビジネスの魅力
第22回目 この十数年で業界、社会環境激変 今の業務フローに常に疑問持ち続け
第23回目 AIに取って代わられるのか? 保険の素晴らしさを再認識 保険の仕事は商品よりも人 人と人とが信頼しつながることで成り立つ
第24回目 近隣のハザードマップを用意していますか 顧客、知友人にもぜひともご案内を
第25回目 ビジネスに繋がる人間関係の構築を推奨 地域の団体やコミュニティに所属することは地域貢献
第26回目 さまざまな2018年問題 加速する子どもの減少 地域貢献としてセミナー、催しを積極開催
第27回目 自主的にコンプライアンス順守を徹底することが自らを守る 保険会社から親離れする時に 自ら考え行動することが急務
第28回目 強いチームは皆、同じ方向に向けて進んでいる 組織として機能し続けることが不可欠 強い組織には『イズム』がある
第29回目 災害救助法について把握しておこう 緊急時の顧客への対応体制を構築する 各地で相次ぐ大規模天災 代理店としてどう対応すべきか
第30回目 相次ぐ天災、保険の大切さを痛感 こんな時こそ代理店が「ヒーロー」に

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