088-683-0112

地域密着型経営のススメ -人口減少対策は進めていますか?- 11

地域密着型経営のススメ
-人口減少対策は進めていますか?-

第11回目
志を持つ地域の若手経営者とコラボ企画
新生活がスタートする今が好機 商品の本質追求しネットに対抗
自らの力で地元の顧客をグリップする

 この原稿が掲載される頃は新生活の準備が終わる頃でしょうか、今回はそんな新生活に焦点を置いた人口減少対策の事例をご紹介したいと思います。

 「新生活を始める際、家具や家電などはどこで買い物されますか?」、こういった質問をされた時に、量販店に並んだ商品を見て、ネットで安く買うという方が多いかと思います。消費者がそれを求める時代なので仕方が無いですね。

 では「結婚(新婚生活やプロポーズ)の際は、家具や指輪などはどこで買い物されますか?」、さすがに指輪はネットで買う人が少ないような気はしますが、若者は有名ブランドの商品を好みがちです。

 このように地方の家具や家電、時計や宝石店などの小売業は大変厳しい状況下にあり、今後も追い風が吹く先行きは見えにくいのが現状です。聞くところによると、集客力や売上高が高くなければ有名ブランド商品は置かせてもらうことができないそうですし、客層も比較的上の世代が大多数の売上を占めているそうで、何とかして若い世代をグリップしていきたいそうです。

 そんななか、私の住む徳島県鳴門市にて、同世代の地域の未来を想う同志である家具屋と時計・宝石店の親しい友人2名と共に、何とか僕らで地元経済を回す仕組みを!ということで、以前に3名によるコラボ企画として新生活を応援する仕組みとチラシを作りました。

 「結婚を機に鳴門で新生活を始めるなら安心できる仲間を紹介します」「新しく鳴門で暮らすなら僕たちに任せてください」という内容で、婚礼家具は家具屋、婚約・結婚指輪は時計・宝石店、生命保険の見直しは私として、接客の中で各々をご紹介する循環です。

 ちなみに3人とも地元ケーブルテレビの番組に出演していますので、買い物は顔が見えた方がいいという方や、初対面でもそうでなくても番組を見てくださっている方との会話は必ず弾みます。

 さて、今の時代、これらはネットで簡単に購入・契約できるのですが、今後のライフスタイルが決まると言っても過言ではない大切な買い物。だからこそ顔が見え信頼でき、顧客のことを理解し、長年安心してサポートを受けられるところを近くに見つけることを推奨しています。保険こそ何よりその考えが必要なのではないでしょうか。この度の試みは新生活や新婚生活というシーンに絞った企画でしたが、その他にも地域内でのコラボはどんどん行っていくべきかと考えています。

 それを可能とするのは人脈と信頼のある保険代理店という業種であり、それでコラボ企業との信頼関係も構築できます。

 今は消費者にとって値段やお金のウエートは強いですが、本来商品の本質は絶対にそうではないはずです。人口が減少していく中で、なぜこの人この店で買うのか、その買う理由が付加価値であり、お客様や地域への想いや行動が我々の本質かと思います。

 それをいかに作り、PRしていくかが地域密着型経営の鍵となるでしょう。自分だけ自社だけが残っていくのではなく、地域の皆でwin-winを作り続け笑い合える次代が来ればと切に願います。

第2965号(週刊)  新日本保険新聞[生保版]2017年3月27日

過去のコラムは以下のとおりです。
第1回目 住んでいる町が消えてしまう・・・変化に適応した行動が急務
第2回目 地元ケーブルテレビにレギュラー出演 地域想う同世代の同志との出逢い
第3回目 縦や横のつながりの重要性増す SNSの積極活用で人間関係構築が容易に
第4回目 自社自身の人脈を地域に活かす「あの会社でなければ」と言われるために
第5回目 お客様の顔と名前どこまで覚えています 相手を想う挨拶 些細な会話が原点
第6回目 将来が心配な世帯増加 生保商品の必要性さらに高まる
第7回目 代理店の持つ人脈活用に期待 これまで以上のネットワーク構築が必要
第8回目 顧客情報を自社システムで一元管理 対応履歴こそが最大の財産 細かなやり取りを
第9回目 顧客情報の蓄積、データ化が命運握る 他業種との提携強化で収入源が変化
第10回目 5月には改正個人情報保護法が全面施行 机の上に個人情報記載の書類が・・・
第11回目 志を持つ地域の若手経営者とコラボ企画 新生活がスタートする今が好機
第12回目 地域情報サイトを運営 地域の人や事業者と共に成長する仕組作り
第13回目 人が来たくなるコンテンツは何か?
第14回目 他業種との積極的交流を 地域の中小企業経営者を獲得する
第15回目 保険でお客様の金銭的問題を解決する お金の大切さについて周知しよう
第16回目 顧客数増やす地道な努力 21世紀は分かち合う時代 『対面』の価値をいかに提供するか
第17回目 電子データの活用で広がる顧客からの感謝の幅 情報は代理店にとりかけがえのない「財産」 くれぐれも宝の持ち腐れにせぬように
第18回目 新たな収益源の確保を 自治体との“連携”をキーワードに
第19回目 保険とゴルフの相関関係 よろず屋でありコンサルタント 環境悪化しても必ず活路はある
第20回目 人こそが最大の商材 保険営業マンは頼られる「職人」
第21回目 代理店における採用活動を考える 自由度の高い保険ビジネスの魅力
第22回目 この十数年で業界、社会環境激変 今の業務フローに常に疑問持ち続け
第23回目 AIに取って代わられるのか? 保険の素晴らしさを再認識 保険の仕事は商品よりも人 人と人とが信頼しつながることで成り立つ

ページ上部へ戻る