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地域密着型経営のススメ -人口減少対策は進めていますか?- 14

地域密着型経営のススメ
-人口減少対策は進めていますか?-

第14回目
他業種との積極的交流を 地域の中小企業経営者を獲得する

 私が住む四国の徳島県の総人口は、1950年の約87万9000人をピークに、現在は75万人を割り、2040年には約57万1000人まで減少すると言われています。

 そんな全国的に見ても人口減少及び過疎化が進み続けている地域にはなりますが、逆に人口減少対策として、子育て世代や女性への支援を意識した取り組みが多く、人口10万人あたりの幼稚園数や小児科医師数が全国第1位で、勤務先からの平均帰宅時間も全国第1位となっています。

 さて、そんな徳島において私は (一社)徳島県損害保険代理業協会の広報委員長を仰せつかっておりますので、保険業界の話をする身近な方と言えば、同協会の先輩方が中心となります。まさに、人口減少対策や地域密着型経営の情報交換をする場として有意義な時間を過ごさせていただいています。

 先日もどれくらいの数字を持っているか、どのように回しているか、などを数名で話をしていたところです。人によっては一人で5億円近くの数字を持たれている方もいらっしゃいまして、詳しく話を聞くと、その方は数年間休まれたことがないようで、人生を保険と地域に捧げているような凄い方です。

 それを良しとするかどうかは人それぞれですが、総称的に昔ながらの自動車保険の個人案件が多い方は日々忙しく、苦労されているようでした。

 また、徳島県においては公共交通機関が未発達で、残念ながら車が無ければ不便な町につき、収保で自動車保険の割合が多いことは無理もないのです。しかし、今後はそれだけに頼っていると先行きが厳しくなるであろうことは保険業界に身を置く皆様もご承知のとおりかと思います。

 「そうは言っても人口も法人数も絶対的に少ないよな」と悲観的に言う方もいらっしゃれば、中には1億5000万円程の収保(代理店としては5億以上)をお一人で回され、ほぼ法人案件につき、時間的にも金銭的にも心にも余裕がある方もいらっしゃいます。その方は3年に一度代理店の全契約の見直しをかけて、不要な契約は整理(お断り)をされているようで、効率化のために見事な徹底ぶりでした。

 確かに個人案件においては、日中仕事で不在がほとんどで、アポを取って夜や土日祝日に訪問することが多いです。その反面、法人案件は土日祝日に来てよと言われることが少なく、平日の日中に社長が大体事務所にいますし、アポ無しでも話を聞いてくださることが多いです。よく考えると当たり前の話ですが、皆はその方の会話を理想的だと憧れの眼差しで聞いていました。

 このように同業種との交流もヒントは多いです。そして保険の仕事のターゲットで言えば、ご近所や身近な方ももちろん大切ですが、効率化を考えると身近な他業種の中小企業経営者こそ、1案件の数字も絶対的に違いますし、他業種との交流も双方のヒントとなる会話や知識も多いです。

 では、皆様はどのようにして地域における身近な中小企業経営者様とお知り合いになり、保険にご加入いただきますか?

第2977号(週刊)  新日本保険新聞[生保版]2017年6月26日

過去のコラムは以下のとおりです。
第1回目 住んでいる町が消えてしまう・・・変化に適応した行動が急務
第2回目 地元ケーブルテレビにレギュラー出演 地域想う同世代の同志との出逢い
第3回目 縦や横のつながりの重要性増す SNSの積極活用で人間関係構築が容易に
第4回目 自社自身の人脈を地域に活かす「あの会社でなければ」と言われるために
第5回目 お客様の顔と名前どこまで覚えています 相手を想う挨拶 些細な会話が原点
第6回目 将来が心配な世帯増加 生保商品の必要性さらに高まる
第7回目 代理店の持つ人脈活用に期待 これまで以上のネットワーク構築が必要
第8回目 顧客情報を自社システムで一元管理 対応履歴こそが最大の財産 細かなやり取りを
第9回目 顧客情報の蓄積、データ化が命運握る 他業種との提携強化で収入源が変化
第10回目 5月には改正個人情報保護法が全面施行 机の上に個人情報記載の書類が・・・
第11回目 志を持つ地域の若手経営者とコラボ企画 新生活がスタートする今が好機
第12回目 地域情報サイトを運営 地域の人や事業者と共に成長する仕組作り
第13回目 人が来たくなるコンテンツは何か?
第14回目 他業種との積極的交流を 地域の中小企業経営者を獲得する
第15回目 保険でお客様の金銭的問題を解決する お金の大切さについて周知しよう
第16回目 顧客数増やす地道な努力 21世紀は分かち合う時代 『対面』の価値をいかに提供するか
第17回目 電子データの活用で広がる顧客からの感謝の幅 情報は代理店にとりかけがえのない「財産」 くれぐれも宝の持ち腐れにせぬように
第18回目 新たな収益源の確保を 自治体との“連携”をキーワードに
第19回目 保険とゴルフの相関関係 よろず屋でありコンサルタント 環境悪化しても必ず活路はある
第20回目 人こそが最大の商材 保険営業マンは頼られる「職人」
第21回目 代理店における採用活動を考える 自由度の高い保険ビジネスの魅力
第22回目 この十数年で業界、社会環境激変 今の業務フローに常に疑問持ち続け
第23回目 AIに取って代わられるのか? 保険の素晴らしさを再認識 保険の仕事は商品よりも人 人と人とが信頼しつながることで成り立つ
第24回目 近隣のハザードマップを用意していますか 顧客、知友人にもぜひともご案内を
第25回目 ビジネスに繋がる人間関係の構築を推奨 地域の団体やコミュニティに所属することは地域貢献
第26回目 さまざまな2018年問題 加速する子どもの減少 地域貢献としてセミナー、催しを積極開催
第27回目 自主的にコンプライアンス順守を徹底することが自らを守る 保険会社から親離れする時に 自ら考え行動することが急務
第28回目 強いチームは皆、同じ方向に向けて進んでいる 組織として機能し続けることが不可欠 強い組織には『イズム』がある

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