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地域密着型経営のススメ -人口減少対策は進めていますか?- 33

地域密着型経営のススメ
-人口減少対策は進めていますか?-

第33回目
地方の目立つ自動車保険依存の収益構造
自動運転のニュースには敏感
生保代理店・損保代理店で情報交換の場を設定
代理店間で情報量に圧倒的な差

 私のいる四国の徳島県は、自動車保険で成り立つ損保代理店がほとんどでして、自動車の自動運転関係のニュースには敏感になっている次第です。

 自動運転レベルは、0(運転自動化なし)、1(運転支援)、2(部分運転自動化)、3(条件付運転自動化)、4(高度運転自動化)、5(完全運転自動化)の6段階と定義されており、レベル2までは運転主体が運転車、レベル4からはシステムが運転主体となります。現状、運転者とシステムが混在するレベル3の実現を各自動車メーカーが目指し、来年2020年が1つの実現目標のようですので、それ以降保険業界も大きく変わるのではないかと考えられます。

 特に自動車保険を主としている損保代理店は自動車保険とは異なるチャネルから収益を確保する体制を整えておかないと、保険業界からの撤退を余儀なくされるリスクが目の前に存在しているので注意が必要です。しかしいまだにいらっしゃる「地方は大丈夫だろ」と言って変化をしない代理店と、対策と行動をしている代理店とでは未来の違いは明らかです。

 さて、そんな未来予想図があるなかで、損保代理店は生保が売れる能力を、生保代理店は損保が売れる能力が必須になってくると考えます。

 まだまだ損保と生保の手数料割合が極端に偏っている代理店が全国的に大半かと思います。それぞれ1件あたりの単価が安くとも安定的な収入である損保と、安定的な収入ではなくとも1件あたりの単価の高い生保とでは互いに異なる利点があり、両者の良さを活かすことで今後の保険代理店に1つの道筋ができるのではないでしょうか。

 そこで両者が一緒に話をする機会は徳島では無かったので、先日徳島県内におけるそれぞれの主力代理店が一堂に会し、食事しながら情報交換や考えを共有する場を設けました。

 というのも前回コラムでも書いた志の高い代理店が集まるとある会に参加させていただいたところ、同じ代理店でも情報量に圧倒的な差があると危機感を感じ、未来を勝ち残っていかなければならない30~40代の方々を集めてみました。

 キックオフの場を経て、具体的には代理店の形態を問わない勉強会を定期的に今後開催していくと終えたのですが、損保代理店と生保代理店がお互いの強みを活かすべく、情報交換だけでなく協業や合併を行っていくことも想定できる展開かと思います。

 お客様に最後の最期まで寄り添い、守っていくためには、目の前の収入ではなく「永続的に組織が存続することを考える代理店」が必要であり、勝ち残る代理店の理念にもその強い想いが必須ではないでしょうか。そのためにはそれぞれの強みを活かす必要があるでしょう。

▼MIC-ViewSystem(ビューシステム)は、永続的にお客様を守ることを真剣にお考えの代理店様に精一杯お手伝いさせていただきます。
https://www.viewsystem.co.jp/

第3051号(週刊)  新日本保険新聞[生保版]2019年1月14日

過去のコラムは以下のとおりです。
第1回目 住んでいる町が消えてしまう・・・変化に適応した行動が急務
第2回目 地元ケーブルテレビにレギュラー出演 地域想う同世代の同志との出逢い
第3回目 縦や横のつながりの重要性増す SNSの積極活用で人間関係構築が容易に
第4回目 自社自身の人脈を地域に活かす「あの会社でなければ」と言われるために
第5回目 お客様の顔と名前どこまで覚えています 相手を想う挨拶 些細な会話が原点
第6回目 将来が心配な世帯増加 生保商品の必要性さらに高まる
第7回目 代理店の持つ人脈活用に期待 これまで以上のネットワーク構築が必要
第8回目 顧客情報を自社システムで一元管理 対応履歴こそが最大の財産 細かなやり取りを
第9回目 顧客情報の蓄積、データ化が命運握る 他業種との提携強化で収入源が変化
第10回目 5月には改正個人情報保護法が全面施行 机の上に個人情報記載の書類が・・・
第11回目 志を持つ地域の若手経営者とコラボ企画 新生活がスタートする今が好機
第12回目 地域情報サイトを運営 地域の人や事業者と共に成長する仕組作り
第13回目 人が来たくなるコンテンツは何か?
第14回目 他業種との積極的交流を 地域の中小企業経営者を獲得する
第15回目 保険でお客様の金銭的問題を解決する お金の大切さについて周知しよう
第16回目 顧客数増やす地道な努力 21世紀は分かち合う時代 『対面』の価値をいかに提供するか
第17回目 電子データの活用で広がる顧客からの感謝の幅 情報は代理店にとりかけがえのない「財産」 くれぐれも宝の持ち腐れにせぬように
第18回目 新たな収益源の確保を 自治体との“連携”をキーワードに
第19回目 保険とゴルフの相関関係 よろず屋でありコンサルタント 環境悪化しても必ず活路はある
第20回目 人こそが最大の商材 保険営業マンは頼られる「職人」
第21回目 代理店における採用活動を考える 自由度の高い保険ビジネスの魅力
第22回目 この十数年で業界、社会環境激変 今の業務フローに常に疑問持ち続け
第23回目 AIに取って代わられるのか? 保険の素晴らしさを再認識 保険の仕事は商品よりも人 人と人とが信頼しつながることで成り立つ
第24回目 近隣のハザードマップを用意していますか 顧客、知友人にもぜひともご案内を
第25回目 ビジネスに繋がる人間関係の構築を推奨 地域の団体やコミュニティに所属することは地域貢献
第26回目 さまざまな2018年問題 加速する子どもの減少 地域貢献としてセミナー、催しを積極開催
第27回目 自主的にコンプライアンス順守を徹底することが自らを守る 保険会社から親離れする時に 自ら考え行動することが急務
第28回目 強いチームは皆、同じ方向に向けて進んでいる 組織として機能し続けることが不可欠 強い組織には『イズム』がある
第29回目 災害救助法について把握しておこう 緊急時の顧客への対応体制を構築する 各地で相次ぐ大規模天災 代理店としてどう対応すべきか
第30回目 相次ぐ天災、保険の大切さを痛感 こんな時こそ代理店が「ヒーロー」に
第31回目 異常な天災相次ぐ1年 代理店にとっても多忙な年に 代理店自らの「万一」を考える必要も 組織化で本当の安心感を提供
第32回目 顧客が困ったときに思いだしてもらえるか 相談に乗れる存在になる 情報が保険販売に変わり収益に
第33回目 地方の目立つ自動車保険依存の収益構造 自動運転のニュースには敏感 生保代理店・損保代理店で情報交換の場を設定 代理店間で情報量に圧倒的な差

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